二藍蝶
小さな足に、細い足首

スカートから覗く
細く綺麗な足が見えた。

「下着、見えてる」

「うそ」

布団から、ガバッと顔を出した
私はスカートの裾を整え
ベッドに座る。

「お前、何してんの?」

呆れる、貴方の表情。

「ごめんなさい
 これには訳があって・・・
 
 昨夜、カイリの声を偶然
 聞いたの

 そしたら、どうしても
 カイリ、貴方に逢いたく
 なって、気づいたら私
 この場所に来てた・・・」

カイリに、貴方に

逢いたくなって・・・

「マジかよ
 鍵、まだ持ってたのか?」
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