二藍蝶
世の中、道理に
合わない事が多すぎる。

ほんと、息苦しい・・・

俺は、電車に揺られる。

静かに時が流れる
この空間に、何の魅力も
感じない俺がいた。

つまらない日々から
俺は、こうしてたまに
抜け出す。

電車に

揺れて、揺られて

辿り着いた場所。

そこは、賑やかな街並み。

蠢く人、人、人・・・

いろんな想いを抱き
この街で必死に生きる人々を
こうして眺めているのが
俺は好きだ。

俺の胸は騒ぐ・・・

この場所に降り立った時

俺の血は騒ぐ・・・

ここが、俺の居場所で

親父が本来、居るべき場所。
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