二藍蝶
「ここの肉は
 やっぱり、うまい
 
 すいません、生中2つ」

楽しい宴・・・

おいしいご飯を食べながら
私達は、他愛のない話をする

こんな日常が、このまま
ずっと続けばいいのに・・・

遅れて、この場所に現れた
舎弟。

「おっ、迎えが来た」

食べ終えた、食卓・・・

「そりゃ、無いっすよ」

おいしいお肉を微笑みながら
一人食する舎弟を余所に
三人は話す。

「神前と灰塚が手を結んだと
 なると、灰塚組が奴らの
 住処になる
 
 抗争は
 長引くかもしれないな」

現実を見定めた、塁の言葉に
さっきまでとは違い
真面目な表情で話す、弦。

「長引けば長引くほど
 受けるダメージは
 大きくなる」
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