二藍蝶
私は、浬に言われるがまま
全てを脱ぎ捨てて

貴方の前に

裸の自分を曝す

恥ずかしいなんて
微塵も感じない。

大胆な私の姿に貴方の頬が
見る見る、赤くなる。

「俺の負け

 嵌められてんの
 俺だな」

俺は、お前に嵌まってる。

私は、ベッドの傍
床に膝を付き

着衣を身に纏う
貴方に抱きついた。

「カイリも脱いでよ

 恥ずかしい・・・」
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