二藍蝶
だけど、パパの居ない
この家は、私には
窮屈でしかたない。

私が、私らしく
居られる場所へ帰りたい。

そう、この場所へ・・・

でも、この場所は時に

私の胸を苦しくさせる・・・

その苦しみは、恋煩い。

私は、今宵も
水面に、自分の姿を映す。

私に、よく似た貴女は

私の恋する男性(ヒト)の傍で

昔も・・・

今も・・・

輝き続ける。
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