二藍蝶
しつこい舎弟の望みに根負け
しそうになった俺。
「・・・考えとくよ」
そう伝え、通話を切った。
「カイリ、何を考えるの?」
「藍、いつ戻ってた・・・」
「野外撮影の仕事
雨が降って来たから
中止になったの」
驚かせようと思い、浬に
連絡をしなかった、藍。
「ねえ、電話、誰から?」
「何でもねえよ」
「じゃあ、携帯電話
私に見せて
早く、見せてよ」
藍の瞳に涙が浮かぶ・・・
俺はまた、何をしようとしてる
「早く、見せてよ」
手を差し出す、藍。
「座って、話そう
電話は、舎弟からで
組内で内部抗争が
起こるかもしれないらしい
俺の力が必要だそうだ」
「戻る気なの?」
しそうになった俺。
「・・・考えとくよ」
そう伝え、通話を切った。
「カイリ、何を考えるの?」
「藍、いつ戻ってた・・・」
「野外撮影の仕事
雨が降って来たから
中止になったの」
驚かせようと思い、浬に
連絡をしなかった、藍。
「ねえ、電話、誰から?」
「何でもねえよ」
「じゃあ、携帯電話
私に見せて
早く、見せてよ」
藍の瞳に涙が浮かぶ・・・
俺はまた、何をしようとしてる
「早く、見せてよ」
手を差し出す、藍。
「座って、話そう
電話は、舎弟からで
組内で内部抗争が
起こるかもしれないらしい
俺の力が必要だそうだ」
「戻る気なの?」