二藍蝶
真っ暗な空の下

手を繋いで新居へと帰る。

空を見上げる浬

私も、空を見上げた。

「カイリ、流れ星」

浬は、瞳を閉じて
何かを願っている。

「カイリ
 何、お願いしたの?」

「内緒」

「カイリって、以外と
 乙女チック
 
 ねえ、何、願ったの?」

「お前は
 願わなくていいのか?
 
 あっ、流れた」

空を指す、浬。

「うそ、どこ?
 
 ねえ、カイリ
 
 どこ・・・」
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