鶏冠頭の不良

でもうちは、それを払い除けるかのように

「バッチーン!!」

と鶏冠頭のほっぺたを叩いた

すると寝ていた鶏冠頭が

「イッテー!!」

と痛さのあまり飛び起きた

はい、終わり

うちは鶏冠頭を置いて自分の部屋に入った

ズルズルとドアの前で座り込む…

頭にあるのは、さっき鶏冠頭が寝言で言ったあの名前…

誰なん??

うちの胸はズキズキと苦しいまま…

考えれば考えるほど、苦しくなる…

一滴、うちの目から涙が出た

でも今から学校

急に休むなんて出来るひん為、無理矢理さっきの事を忘れて、涙を拭って部屋を出た

いつもの様にどうやって振る舞えばいいのかわからへんまま…

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