鶏冠頭の不良
過去
過去1
次の日
朝の十時に家を出た
はっきり言って、鶏冠頭が今どこに向かってんのかはわからん…
けど、一つわかることは、鶏冠頭がきりつめた表情をしてて、今から鶏冠頭にとって、重要な場所に向かおうとしてる
それだけ
電車を乗り継いで着いた場所は海の見える田舎町
都会とは違い、空気も澄んでて自然に満ち溢れた、そんな場所
「こっからタクシー乗ろか」
「うん、そうしよか」
駅を出た場所に一台だけタクシーが停まっていて、それに乗ることになった