Happy Days!
――扉が閉まりますご注意ください――

さぁ、乗れるか?寝癖の人!!



「ねぇ。」

突然声を掛けられた。

心地よい声。

少し色素が薄い髪。

じっと見つめる

綺麗な瞳。

誰かはすぐに分かった。

「あ、あの改札口の人!」
突然の声掛けだったので

思わず大きな声で

叫んでしまった。


…帰りたい。

「っっ/////…見てたんだ。」
頭を抱え、彼はその場に

ヘナヘナと座り込んだ。

ガタンゴトンガタンゴトン。
< 11 / 19 >

この作品をシェア

pagetop