狼少年とウサギ少女。
ハジマリ。
私は春野桜(ハルノサクラ)。 普通の16歳の女子。
ちなみに、彼氏はいない。別にほしいともおもわないけど!
「またー強がっちゃって~。可愛いなぁ、桜はぁ~」
私の意見をきいた友人の美香はニマニマしながら言った。
そりゃあ美香はいいよ。美人で背も高くて男女関係なくもてて。
それに比べ、私は――…
自分の姿をみて、泣けてくる。
背も小さいし、髪はボサボサのクセっ毛だし…
可愛いなんて、全くあてはまらないんだ。
それに、男子ともあまり話せないし…
「もういいんだ。この先ずっと誰とも付き合わないつもりだもん…」
「なにいってんの!
あんたには王子様がいるじゃない、すごいイケメンの!」
美香はそう言って、教室を見渡した。
そして、そこだけやけに賑やかな場所をゆびさした。
そこには、一人の男子を中心にして、何人もの女子がキャイキャイしていた。
「相変わらずすごいねぇ、あんたの王子様は。」
「いや、別につきあってないし…。」
中心にいる男子は、青井零(アオイレイ)
スポーツ万能で、顔も整った顔つきをしてて、身長も175と高い方。
てな訳で、そんなのがもてないわけない。
中学から、彼は人気ものになってしまった。
私と彼は家が隣同士で、小学校のときは毎日一緒に学校に行ったりしていた。
あの頃は、二人で話したり、手をつないで帰ったりしてたのに…
今じゃ、手どころか、近づきさえできない… いつの間にか、私たちは、話もしなくなっていた。
ちなみに、彼氏はいない。別にほしいともおもわないけど!
「またー強がっちゃって~。可愛いなぁ、桜はぁ~」
私の意見をきいた友人の美香はニマニマしながら言った。
そりゃあ美香はいいよ。美人で背も高くて男女関係なくもてて。
それに比べ、私は――…
自分の姿をみて、泣けてくる。
背も小さいし、髪はボサボサのクセっ毛だし…
可愛いなんて、全くあてはまらないんだ。
それに、男子ともあまり話せないし…
「もういいんだ。この先ずっと誰とも付き合わないつもりだもん…」
「なにいってんの!
あんたには王子様がいるじゃない、すごいイケメンの!」
美香はそう言って、教室を見渡した。
そして、そこだけやけに賑やかな場所をゆびさした。
そこには、一人の男子を中心にして、何人もの女子がキャイキャイしていた。
「相変わらずすごいねぇ、あんたの王子様は。」
「いや、別につきあってないし…。」
中心にいる男子は、青井零(アオイレイ)
スポーツ万能で、顔も整った顔つきをしてて、身長も175と高い方。
てな訳で、そんなのがもてないわけない。
中学から、彼は人気ものになってしまった。
私と彼は家が隣同士で、小学校のときは毎日一緒に学校に行ったりしていた。
あの頃は、二人で話したり、手をつないで帰ったりしてたのに…
今じゃ、手どころか、近づきさえできない… いつの間にか、私たちは、話もしなくなっていた。