見上げれば・・・Blue sky
帰った後、弘毅にメールした。



『卒業するまで付き合うの?』



『あー。なんか遼の冗談でしょw俺は中3まではキツイ』



内心良かった・・・と思ってしまった俺。



『そっか^^』


『小枝の本当ーーーに好きな人教えて?』


突然の恋バナ。


あなたなんですけど・・・


『弘毅は?』

『俺はねぇ~う~ん今は居ない。前は居たけど』

『誰々!!?』

『今周りに誰も居ない!?』

『うん、居ないよ』

『じゃぁ思い切って言うけど・・・小枝なんだよね』

メール越しなのに・・・


どうしてこんなにも嬉しいの?


まるで弘毅が傍に居るみたいに感じる。


夏見・・・「ごめんね」だなんて言わないよ?


俺は正々堂々戦う。

ライバルだよ。

『俺・・・前じゃなくて、今・・・弘毅が好きです。』

『え・・・・?ほ・・・ホント!?』

『こんなことで嘘つかねぇ』

『ちゃんと言えばよかった・・・悪ぃ俺前もだけど今もお前が好きだ。』



夏見?

俺・・・もう強くなるんだ。

人の目を気にしないで、ちゃんと好きだって伝えたよ。

好きが溢れたよ。

心変わりするまで、ごめんだなんて言わないから。
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