見上げれば・・・Blue sky

深夜2時。



突然足に激痛が走り、起きる。



痛さを例えるなら、足が誰かに引っ張られる痛み。


あるいは鉄板に足をつぶされる痛み。


痛くて泣き叫んだ。




「おかあーーーーーさーーーーーん!!!!!!」


「ハァ・・・・ムリ・・・・タスケテ・・・」



お母さんは俺の叫びに飛び起きて、状況を把握しようとした。



「つったの!?ねぇ!!!つったの!!?」


俺は痛みを堪えながら首を横に振る。



「足を伸ばして!!!」


「ム・・・・・リ・・・・」


お母さんが無理矢理俺の足を伸ばそうとする。


「あ・・・ああああああああああ!!!!!!!」


「いーーーーーたいッ!!」



ムリだっつったじゃん・・・。



どの位の時間が経ったのか分からない。



俺の涙も脚の痛みも引いていた。










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