見上げれば・・・Blue sky
夏見の告白宣言の後はみんなでいつ、どうやって告るか考えてた。



俺はそん時泣いてたんだと思う。


キオクがない。



「小枝~」


華子の声だ。


俺はそぉーっと布団から出る。


夏見の視線の先はまたしても俺。


夏見が決意したように言う。


「明日。告るね。」


「お・・・おう・・・」


俺はただただ曖昧に返事をすることしかできなかった。


何で夏見が諦めないといけない?



俺も好きだから?


俺と友達だから?


俺が諦めれば・・・いいんじゃないのか?



でもきっとそれはムリだな。


友情と愛情を取るかって



こうゆう事だったんだね。


俺には・・・


難しすぎる。
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