はつ恋
「ぷッッ」
隣で私たちのやりとりを
聞いていたユミが
笑う。
「何よ。」
「だって二人の会話が
あまりにも面白くて……」
「面白くねーし!!」
「そうよ!この糞ガキが!」
「何だと!?糞ババァ!」
「よくも言ったわねー!?」
《キーンコーンカーンコーン》
微妙なタイミングで
チャイムが鳴る。
「ふんッッ」
「ちぇッッ」
お互いそっぽ向いて
自分の席に着く
そーなんだ……
実は奈津と同じクラスなんだ。
私たちの科では
一クラスしかないから…
だから毎日教室では
こういった喧嘩が勃発
している……
逆に喧嘩しないほうが
怖いくらい。。。