Everlastingly Love





ルーシアは意識の戻らないアリアを献身的に身の回りの世話をしていた。





「アリア様。今日は良い天気ですよ」




ルーシアは毎日アリアに話しかけている。話していればアリアが目を覚まして答えてくれるような気がして………。

医者によれば怪我も治って来ているので異常は見られない。意識が戻らない原因は医者にも分からないらしい。
今はただアリアを信じて待つ事しか出来ないのだ。



アリアは管から栄養を取っているので餓死する事はないが、このままでは衰弱していく一方なのは誰の目で見ても明らかだ。



だからとにかくルーシアは毎日アリアに話しかけた。





「二人の王子はよく眠り、よくミルクを飲む元気な子です。ジェイド様も直にお戻りになられますから早く目を覚まして下さい」




ルーシアは思った。何故、こんなにお優しい方がこんな酷い目に遭わなくてはいけないの?自分をこんな目に遭わせた張本人のローザを庇ったアリア様。お優しいアリア様だけが傷付き、傷付けた者が許されるだなんて、こんなの間違っているわ!


神様。どうかアリア様をお救い下さい。このお優しい方をどうか!






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