Everlastingly Love

ジェイドとアリアは抱き合いながら語り合っていた。






アリアが眠っている間の事を聞き、ジェイドは怖くなった。アリアが光に向かって歩いたと言う事はそのまま歩いていればアリアはここにはいないのかもしれない。







「ジェイド様。痛いわ」

「あ、ああ……すまない」






知らず知らずのうちに力が入っていたようだ。








「ジェイド様。子供達にも会いたいです」

「ああ、そうだな」







アリアが立ち上がろうと、ベッドから降りようとした時だ。


大きくよろめき、慌ててジェイドは支えた。








「アリア！気を付けろ。ずっと寝たきりだったんだ。すぐに歩けるはずがないだろう。俺が連れて行く」

「ジェイド様、ありがとうございます」

「気にするな」







王子が眠る部屋に入り、アリアはソファーに座らされジェイドが兄アリオスをアリアに抱かせ、自分は弟エリオスを抱いてアリアの隣に腰掛けた。






「生まれた時に二人の顔は見たけれど、もう大きくなっているのね。嬉しいけれど、成長を見る事が出来なくて母親として情けなくて悲しいですわ。ジェイド様にもご迷惑をおかけしてばかりで………」





子供の成長は早い。それを側で見られなかった事は母親として辛いのだ。