Everlastingly Love






このところジェイドはひどく機嫌が悪い。





無表情はいつもの事だがジェイドから放たれる殺意のような雰囲気は恐ろしく、誰もジェイドに近付こうとしなかった。








一人を除いて………










「よっ!久しぶりだな!」

「お前か……」

「お前か………って失礼だろ!久しぶりに会った従兄弟様に向かって」

「五月蝿い。お前の顔など見たくもない」

「おい。人の顔を見たくないとはどういう事だ。これでも侍女や貴族の姫から人気があるんだぜ?カイル様、素敵~ってな!」

「………………。」







ジェイドは会話をする事すら面倒になり、カイルを無視してさっさとその場を去ろうとしたのだが…………








「無視か!俺を徹底的に無視する気だな?!分かった………アリア様に会いに行くかな?あとチビ達にも………」

「行かなくてもいい!」

「何をカリカリしてんだ?それよりアリア様や子供の側にいなくていいのか」

「……………。」

「お前、まさかっ………」

「何だ!」

「愛しの王妃様に飽きられたのか?」







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