Everlastingly Love





「………………。」








図星だった。







ジェイドは黙り込む。







最近、子供達の夜泣きがひどくなりアリアは夜も子供部屋で過ごしているのでジェイドは一人で眠っている。


最初は自分もアリアと一緒に子供部屋で過ごそうと思っていたのだが…………







「ジェイド様には公務があるでしょう?だから休める時にはしっかり休まなければいけませんし、子供達の事は私にお任せ下さい」






と言われてしまった。





我が子は勿論、愛しているがアリアは片時も離したくない程、愛している。






子供以外にもアリアは何かしているようで最近では一緒に過ごす時間が随分と減ってしまった。






アリアに不満はない。子供にもだ。

だがアリアと過ごす時間が減り、ジェイドの機嫌は悪くなる一方だった。




そんな自分自身にジェイドはひどく戸惑っていた。







アリアは子育てとボランティア活動に力を入れている。

母親として王妃として申し分ない。
その為にアリアと過ごせる時間が減ってしまい………不満を持っているのは確かだ。

俺はいつから、こんなにも女々しく小さい男になってしまったんだ…………?





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