Everlastingly Love
「ん…………?もしかして当たり、なのか………?」
「黙っていろ!」
「うわ~お前のそんな姿は初めて見たぞ。お前も人の子だったんだな」
「どういう意味だ!」
「まぁまぁ怒るなって。愛する妻に嫌われたくないだろ?」
「……………。」
「ククッ………あのジェイドがなぁ………」
ジェイドの姿にカイルは笑いを堪える事が出来ずなかった。
それを見たジェイドが激怒したのは言うまでもないが………
「ジェイド様にカイル様。どうなさったの?」
可愛い声のする方へ目をやるとアリアがエリオスを抱いてジェイド達を見ていた。
「こんにちはアリア様。久しぶり元気そうで安心した」
「カイル様。お久しぶりです。その節はご心配をおかけして申し訳ございませんでした」
「元気ならいい。この子が……」
「弟のエリオスですわ」
「可愛い子だな。二人とよく似てる」
「ありがとうございます。抱いてみられますか?」
「いい?」
「えぇ。勿論ですわ」
慣れない手つきでエリオスを抱いたカイル。
見る見るうちに顔が緩む。
「俺も結婚しよっかな。子供が欲しくなったよ。なっジェイド」
ブスッと立つジェイドにカイルは茶目っ気たっぷりに言う。