Everlastingly Love
「勝手にしろ!!」
ジェイドの怒鳴り声に驚いたのかエリオスは泣き出してしまった。
「えっ?!泣いちまった!どうしよう!どうすればいい?!」
カイルはエリオスを抱いたまま慌てふためいていた。
「大丈夫ですよ」
アリアはカイルの腕からエリオスを受け取り、あやすとすぐに泣き止んだ。
ジェイドは側に行き、エリオスの頭を撫でた時にまた泣き出してしまった。
これにはかなりショックを受けてしまうジェイド。
「エリオス泣かないの。あなたのお父様なのよ?怖くなどないわ」
「すまない………」
「大丈夫ですよ。少し驚いただけですから」
「……………。」
「ジェイド様?」
ジェイドはその場からゆっくり去って行った。
「アリア様。ジェイドの側に行ってやれ。エリオス王子は俺に任せて。なっ?」
「では散歩をしていただけますか?この子は散歩をしないと眠ってはくれなくて………」
「ああ。了解」
「カイル様。よろしくお願いします」
カイルに頭を下げるとジェイドの後を追った。