Everlastingly Love
ジェイドは私室にいた。
ソファーに腰かけ、ぼんやりとしていた。
こんなジェイド様、初めて見るわ。
戸惑いながら、そっとジェイドの隣に腰かけた。
「ジェイド様。具合でも悪いのですか?」
「……………。」
「ジェイド様?」
「全く。笑えるな………」
「あの…………?」
「お前もこんな俺は嫌だろう。こんな俺などっ!!」
「一体どうなさったのです?」
「お前は俺の妻だろう!!何故、俺の側にいない!!!」
「えっ…………?」
「母親、王妃である以上にお前は俺のものだ!!」
「……………。」
「俺は…………」
「ジェイド様。違っていたら謝罪致します」
「………………。」
「私が子供達に付きっ切りでボランティアまで始めたものですから、怒ってらっしゃるのですね?」
「違う!俺は、ただ………」
側にいてほしい………
この一言が言えなかった。
黙り込むジェイドにアリアはジェイドの唇に自身の唇を当てた。