Everlastingly Love
翌日
朝からアリアは慌ただしく動き回っていた。
簡素なドレスを身に纏い、厨房と子供部屋を行き来していた。
久しぶりにアリアと愛し合った事から昨日の不機嫌さが嘘のように消えたジェイドも朝から公務に勤しみながらも子供の面倒を見ていた。
時間が経ち、夜になると子供達にミルクを飲ませてから寝かしつけた。
アリオスはすぐに寝付いてくれて手はかからないのだが、エリオスはなかなか寝付かず、よく泣く子でアリアは何とか寝かし付けていた。
しかし、この日は母の思いが通じたのかアリオスもエリオスすぐに寝てくれた。
ホッと一息つくと、アリアはジェイドの執務室へ向かった。
「ジェイド様。失礼致します」
「ああ」
中から声が聞こえたのを確認して扉を開いた。
「少し早いのですが夕食にしませんか?」
「ああ。そうだな」
「では行きましょうか」
ジェイドはアリアの腰に手を回し、食堂へ向かった。