Everlastingly Love







食堂に入ると見慣れないものがあった。







大きなケーキに見たことのない料理。






ジェイドの頭の中はクエスチョンマークで一杯になっていた。


アリアはそんな彼の腕を引き席に座らせた。






「ジェイド様は戦場に出られている間に誕生日を迎えられたでしょう?私も色々とありましたから随分遅くなってしまったのですけれど、誕生日おめでとうございます」

「…………。」








ジェイドは無言で席を立ち、アリアを抱きしめた。







「ありがとう………」

「喜んでいただけました?」

「勿論だ」

「ふふっ………よかった。さぁ、食べましょうか。これ、私が作ったのですよ」

「アリアが?………ああ、どうりで見慣れない料理だと思ったわけだな」

「ええ。本当はレイリーゼの料理を作りたかったのですが、まだ自信が持てなくてフローランの料理にしてしまいました」

「お前の作ったものなら何でもいい。食うぞ」

「はい!」







ジェイドが料理を口にするのをアリアはじっと見つめた。





「美味い!」

「嬉しい、よかった」

「以前食べたものも美味かったが、これも美味い」

「ありがとうございます。いつでも作りますからね」




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