Everlastingly Love
ジェイドはアリアの手料理を全て平らげた。
体の大きな彼は人一倍……………いや、二倍は食べる。
それをよく知るアリアはかなりの量と品数を用意した。それをあっさり平らげるジェイドはやはりすごかった。
ジェイドに合わせた甘さ控え目のケーキもほとんど平らげた。これは甘いもの好きのアリアのお陰でもあったのだが………
食後、アリアは紅茶を。
ジェイドはワインを飲んでいた。
すると、少しお待ち下さいね。と言い残してアリアは席を外した。
しばらくして戻って来たアリアはジェイドに小さな箱を差し出した。
「これは?」
「プレゼントですわ」
中を開けるとブレスレットが入っていた。
以前、戦場に行く前に渡されたネックレスと同じ黒石が埋め込まれていた。
アリアからフローランのお守りだと聞いていた。
今もジェイドの首にはネックレスが着いている。
「以前お渡ししたネックレスと同じ石を埋め込んだブレスレットですわ。これは子供達にも同じものを作りました。大きくなってから渡そうと思っております」
「これが戦場でも俺を守ってくれた。ありがとうアリア。子供達も守ってくれるだろう」
ジェイドはブレスレットを腕にはめた。