Everlastingly Love
カイル達と話終えるとすぐにアリアと話をした。
暗殺者は西の国の者である可能性がある事。何らかの理由で仲間割れをして一人が怪我をして逃走中だと言う事を。
アリアは一瞬動揺するがすぐに気を付けると返事があった。
ジェイドはその言葉とアリアの表情を見て心配ないと思った。
母になったアリアは優しく繊細だが芯の強さを感じられるのだ。
忙しいジェイドは公務に戻るのを見送ったアリアは子供達の部屋に行き眠った我が子を抱き締めた。
ジェイド様が言っていたわ。
目的はまだ分からないけれど罪もない国民を傷つける人達がいると。その人達が仲間割れ……一人が怪我をして逃走しているだなんて一体何があったのかしら………どうしてそんな事になったのか、私には分からない。でも、この先きっと何かよくない事が起こるのではないかと思わずにはいられない。
私がジェイド様の側にいると言ったのだから、あの方の負担にならないようにしっかりしないといけないのよ。
この愛しい我が子を母親である私が命を懸けて守らなくては。
そして少しでいいからジェイド様の支えになりたい。