Everlastingly Love





震える手で手紙を手に取り目を通す。




そこに書いてあった事はジェイドにとって何よりも辛い事だった。








ジェイドは涙を流しその場に倒れてしまう。








アリアになら裏切られようが騙されていようが側にいてくれるなら、それでもよかった……!!

謝り捨てないでと泣き縋るアリアを俺が……俺自身が突き放した!!

子供達からも母親を奪ってしまった………









あの時アリアの跡を追わなければ……小屋から中の様子を見たりしなければよかった!!






アリアの全てが愛しかった。それが欠点であろうと全てが、ただ………愛しくて、堪らなくて………

守ると約束した。
自分の命よりも、ずっと大切な存在を傷付けてしまったんだ………。







アリアと過ごした3年の月日でどんな性格なのか充分に理解していた。


きっとあの男を匿っていたのにも理由があると今になって分かったが、もう遅い………

頭に血が上り、取り返しのつかない事をしてしまった。













アリアは、もうここにはいない………






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