Everlastingly Love







感情。それは人に生まれたならば必ず持っているもの。

しかし幼少の頃から英才教育を受けて来たジェイドにはあまり関係のないものだった。







そんな彼が今日、知った感情。









嫉妬。








今日まで必死に訓練をしてきた騎士達の心を簡単に引き付けてしまった。それも自分が少し目を離している間に………







あの時、本当はアリアを守るのは俺だ!と叫びたかったが、そうしなかったのは王の性かもしれない。

軍とはそれぞれが纏まり統一していなければ、いくら優秀な騎士が揃っていても本来の力が発揮できないのである。






グッと我慢をし、アリアを強引に馬車に乗せて組み敷き唇を重ねた。







アリアの柔らかく甘い唇に酔いしれていた。








口づけが、こんなに甘いものだとは知らなかったな。ようやくアリアが手に入った。もう俺のものだ。誰にも指一本触れさせない。絶対に離さない!!





< 23 / 280 >

この作品をシェア

pagetop