Everlastingly Love
「ジェイド、ジェイドと自分を捨てた男を想うのか。………それ程あの男が気になるなら、そうだな。このままではお前も区切りがつかないだろうから………お前の目の前であの男をなぶり殺してやろう」
「何を……!!」
「俺はあの男が気に喰わん!お前の目の前であの男を殺してやる!そうだ、最初からそうすればよかった!あの男に苦汁を嘗めさせてやる!そして殺してやる!!お前を餌にすればノコノコと俺の前に現れるだろう!」
「あなたは………」
狂ったようなアルバルトは王の姿ではなかった。
アリアは最初、何故自分を我が物にしようとするのか理解出来なかった。アルバルトはアリアが“生きた宝石”だからだと言ったが…………今の言葉で何故、彼がアリアに執着するのか納得した。
この方はきっとジェイド様を憎んでおられるのだわ。
理由は分からないけれど………だから私を利用するのね……
そのような事、させないわ!
「ジェイド様は来られないわ。だから無駄です」