Everlastingly Love
互いに愛し合い、想いを伝え合った。
抱き合うと今まで以上に互いがどれだけ必要なのか、よく理解出来た。
ジェイドは傷の痛みなど気にならないくらいアリアの頬が痛まないか、身重で体調が悪くないか、それが気掛かりだ。
アリアはジェイドの傷が気になって仕方がない。
「アリア。頬は痛むか?まだ体調は安定してないだろう?」
「平気ですよ。体調は……確かに不安定でしたけど今は安定していて気分も良いのです。きっと赤ちゃんがパパに会えて嬉しいのでしょう」
「そうか!よかった……アリア」
「はい?」
「懐妊、おめでとう。それから、ありがとう」
「はい!!」
アリアと目線を合わせて互いに微笑んだ。
今、確かな幸せを噛み締めていた。
その光景をリュードはずっと見つめていた。少々胸が痛むが幸せそうなアリアの姿を心の底から嬉しいと思った。
アリア。幸せになれよ。
俺はお前の幸せだけを願うよ………