Everlastingly Love
準備も全て整い、挙式が始まった。
ジェイドは黒の衣装に身を包み、非常に似合っていた。
世界一冷酷非情と言われてはいるが整った容姿に軍事力もあり金もあるレイリーゼ。
女が寄って来ないはずがない。その女性達の憧れる王妃の身分を与えられたのはフローラン第三王女のアリア。
そして、世界中の男性から求婚され続けたアリアを手に入れたのはジェイド。彼も世界中の男から羨望される。
挙式はレイリーゼ城内にある教会で行った。
神父が誓いの言葉を述べる。
「汝、病める時も健やかなる時も、この女性を妻とし愛する事を誓いますか?」
ジェイドは迷う事なく―――
「誓います」
「汝、病める時も健やかなる時も、この男性を夫とし愛する事を誓いますか?」
「………誓い、ます」
指輪の交換をした後 に永遠の愛を誓う口づけを交わした。
神様に見守られながら一組の夫婦が誕生した。