Everlastingly Love
一週間後、アリアの懐妊が国民に向けて正式発表された。
ジェイド、アリアは共に国民の人気が高く、二人の間に生まれる王子か王女を国民は楽しみにしていた。
どちらに似ても素晴らしい子が生まれるだろうと。
レイリーゼの街ではお祝いムードが漂い、お祭り騒ぎになっていた。
レイリーゼ城には各国からお祝いの品が山のように届き、その中にはアリアの母国であるフローランからも届いていた。
家族全員からの手紙と赤子の産着が届いた。
アリアは嬉しくて手紙と産着を抱きしめた。
懐かしいわ。お父様、お母様、お兄様、お姉様。
私は母なります。
この子を立派に育ててみせます。
そして、いつか……お会いしたいです。