Everlastingly Love
レイリーゼから遠く離れた戦場にいるジェイドは何やら胸騒ぎがしていた。
これは……一体何だ?この胸騒ぎは……
ジェイドはキュリア城に攻め込み王の首をとろうとしていた。
戦場にいるから妙な胸騒ぎがするのか―――
頭の中を切り替え、キュリア王を倒す事に専念した。
「ジェイド!ここだ」
「ああ」
秘密の通路など長い時間をかけて、ようやく辿り着いた。
扉を勢いよく破ると顔面蒼白のキュリア王が目に入った。
「我が名はジェイド。レイリーゼ国の王だ。貴殿の首はもらう」
「ひっ………?!」
一瞬にしてキュリア王の首をとったジェイド。
これで戦争は終わった。アリアの元へ帰れる。
ジェイドは早くアリアに会いたい気持ちでいっぱいになっていた。
この時、ジェイドはアリアの状態を知る事は出来なかったのだ。