甘く・深く・愛して・溺れて
それから何日も隆司は学校に来なかった。



相変わらず取れない連絡。



少しずつクラスの子達も気にし始めていた。



『なぁ、月美ちゃん、隆司どうしたんだよ?』



『風邪にしては休みが長いよね??なんかあったの??』



確かにそうなんだけど、あたしだって分からないのだから、答えようがなかった。



『ねぇ…月美?今日帰りに隆司ん家、行ってみない?』



隆司が来なくなって、1週間が経つ頃、



あたしは結菜に誘われ、学校の帰りに隆司の家に行ってみることになった。
< 116 / 328 >

この作品をシェア

pagetop