甘く・深く・愛して・溺れて
『ここにいたんだ?人いっぱいで探すのすげぇ大変だった…』
隆治君があたしを見つけたのは、
隆司が仕事に戻ってから、だいぶ時間が経っていた。
あたしはどれくらいの間、ボっーと海を見ていたんだろう。
気持ちを切り替えるにはちょうどいい時間だった。
『隆治君、どこにいたの?』
『ん?俺?兄貴のバイト先でのんびり寝てた♪』
海に向かって伸びをした隆治君は、今度は大きなアクビをした。
『兄貴とちゃんと話せたか?さっき店に戻った兄貴は何にも言ってなかったけど…』
『うん…まぁ、少しはね』
『そっか。まっ、きっと兄貴には伝わったんじゃね?よかったじゃん』
隆治君は携帯で時間を見て、
『どうする?帰るか?それとも、せっかくの海だし、もう少しいるか?』
と、あたしの方に視線を戻し、聞いてきた。
隆治君があたしを見つけたのは、
隆司が仕事に戻ってから、だいぶ時間が経っていた。
あたしはどれくらいの間、ボっーと海を見ていたんだろう。
気持ちを切り替えるにはちょうどいい時間だった。
『隆治君、どこにいたの?』
『ん?俺?兄貴のバイト先でのんびり寝てた♪』
海に向かって伸びをした隆治君は、今度は大きなアクビをした。
『兄貴とちゃんと話せたか?さっき店に戻った兄貴は何にも言ってなかったけど…』
『うん…まぁ、少しはね』
『そっか。まっ、きっと兄貴には伝わったんじゃね?よかったじゃん』
隆治君は携帯で時間を見て、
『どうする?帰るか?それとも、せっかくの海だし、もう少しいるか?』
と、あたしの方に視線を戻し、聞いてきた。