仲間

「寝たふりとはいい度胸だな」

雄司の父親がニヤリと笑う

「いや、寝たふりといいますか…眠たくなったんで丁度寝たとこといいますか…な!?」

慎吾がみんなを見る

「そ、そうなんですよ!」

タカが微笑むあとの3人も微笑みながら頷く

「ほぅ…丁度ね……」

疑いの眼差しで5人を見つめる父親

「いや、でも騒いでたのは騒いでたんで…すみませんでした」

テルが頭をさげる

「お泊まりだから、つい興奮しちゃって」

タカがハニカム

「すみませんでした」

慎吾が頭をさげながら隣で土下座しているアキラに目をやるとアキラも頭をさげていた

…が、よく見るとアキラは眠っていた

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