夜空の月
               -次の日-
しゅんのプロフィールをみた。
友達募集中から熱愛中にかわっていた。
不安にも感じたし、嬉しくも感じた。

もし、リアル(現実)でだとすごく悲しい。
でもその熱愛中がうちだと嬉しくてたまらない。
しゅんには、
「誰と、熱愛中なの?」とは聞かなかった。
たぶん怖かったんだと思う。
そっとベランダにでて、目を閉じ太陽の光をつかって輝いてる月に願った。
「熱愛中の相手がうちでありますように・・・。」
次に目を開けたときに、月はもっと輝いてるように見えた。

うちがしゅんに本気で恋をしていることを1人も知らない。
もったいなかった。大切にしまっておきたかったんだ。

参加者のところに、しゅんの文字があった。
「今話せる?」
ってメールしたけど、話題なんて全然ない。
ただしゅんと話したかったんだ。
「できるよー!」
ヤバイ。頭がパニくってる。
「しゅんのとこ行きたいなぁー」
ついに、送ってしまった。自爆してるし・・・。
「大人になったらな!そしたら俺、絶対まゆをかえさないから!」
嬉しかった。すごくドキドキして心臓がでそうだった。
「大人ってまだまだじゃん(涙)絶対待っててくれる?」
期待であふれていた。
「おう。胃に穴があくほど待つよ^^」
期待してても実際言われると、恥ずかしかった。

顔もみたことないけど、
日が経つにつれ、どんどんしゅんのことが
好きになっていくんだ。
その一言が、うちを好きにさせてくれるんだ。
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