約束した、あの場所で…。
「お待たせ…」

靴を履きながら、慌ててやって来た京君に、私は思わず笑ってしまった。


「京君、慌て過ぎだよぉ…クスクス。」


「だって、柚麻ちゃんを待たせたくなかったんだ」


そう言う京君が白い歯を見せて、ニッと微笑んだ。


「京君、大好きっっ!」
私は、ガバッと抱きついた。


このまま、ずっと一緒に居れるんだと私は思っていた。


それが永遠に続くと、夢を描いていた。






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