約束した、あの場所で…。
約束した、この桜の木の下で…やっと再会することが出来た…。


色々あったけど、その分…絆は深まったはず。



大人になった私達…。
変わってしまったと思っていた自分。



何も変わっていなかったんだね。
この場所に来て、私は気づいたよ。



「京君…愛してるよ」


「柚麻、愛してる」




桜の木の下で…
私達は、また…永遠の愛を誓ったんだ。



昔と同じように、手を繋いだ…。
「相変わらず、柚麻の手は冷たいな」


昔と同じように、京君は呟いた…。
暖かい風が吹き、花びらが宙に舞う。


きっと、この気持ちは
永遠に変わらずに、心の中で生き続けるんだろうな…。



芝生の上に寝っ転がり、青空を見つめた。

私は、京君の横顔を見つめた。
京君は、視線に気づくと私を見つめ返す。


そして…私達は、顔を見合わせて微笑んだんだ……。




∽終わり∽
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