年下の君に恋をして
恵美は向かいの席に戻り、優しい顔で私に笑いかけてくれた。
「どうせ私はバカですよ〜」
「でもさ、マジな話、翔君には知らせた方がいいと思う。責任取ってもらうとかじゃなくても。父親になるんだから…」
「それを言われると辛いよ…
でも翔には絶対に言わない。だって、翔はすごくいい子なんだよ。知ったら、きっと責任を取ろうとするわ。でも翔はまだ17なの。結婚も出来ない年なのよ。どうやって責任取ると言うの?
あの子は生徒会長で、勉強が出来て、大事な一人息子なの。
これから大学に行って、たぶん将来はお父さんの会社を継ぐんだと思う。
そんな前途有望な翔の未来を、めちゃくちゃにするなんて私には出来ないよ」
いやだ…また涙が出て来ちゃった。
「どうせ私はバカですよ〜」
「でもさ、マジな話、翔君には知らせた方がいいと思う。責任取ってもらうとかじゃなくても。父親になるんだから…」
「それを言われると辛いよ…
でも翔には絶対に言わない。だって、翔はすごくいい子なんだよ。知ったら、きっと責任を取ろうとするわ。でも翔はまだ17なの。結婚も出来ない年なのよ。どうやって責任取ると言うの?
あの子は生徒会長で、勉強が出来て、大事な一人息子なの。
これから大学に行って、たぶん将来はお父さんの会社を継ぐんだと思う。
そんな前途有望な翔の未来を、めちゃくちゃにするなんて私には出来ないよ」
いやだ…また涙が出て来ちゃった。