年下の君に恋をして
「私はむしろ良かったと思ってます。それまでの翔はどこか無理しているようで、暗い子供でした。しかし今は明るくなった。言葉遣いには感心しないが、おそらく年相応なんだろうと思います。
だから貴女には、感謝したいくらいの気持ちでした。やる事さえやってくれればいいと思って、貴女との事は黙認していました」
『ありがとうございます』と言うべきなんだろうか…
「ところが…
今日、学校で三者面談がありました。知ってましたか?」
「いいえ」
翔からそんな話は聞いていなかった。
「あいつは…、いや翔は、大学へ行かないと言い出したんです」
「え?」
「もしくは、夜間か通信制の大学へ行きたいと言いました」
お父様の表情は苦々しく、怒りに満ちていて、私は目を逸らさずにいられなかった。
翔…どういう事なの?
だから貴女には、感謝したいくらいの気持ちでした。やる事さえやってくれればいいと思って、貴女との事は黙認していました」
『ありがとうございます』と言うべきなんだろうか…
「ところが…
今日、学校で三者面談がありました。知ってましたか?」
「いいえ」
翔からそんな話は聞いていなかった。
「あいつは…、いや翔は、大学へ行かないと言い出したんです」
「え?」
「もしくは、夜間か通信制の大学へ行きたいと言いました」
お父様の表情は苦々しく、怒りに満ちていて、私は目を逸らさずにいられなかった。
翔…どういう事なの?