年下の君に恋をして
「今の大きなお屋敷が、翔君の家なの?」

「え? うん…」

「やっぱりね。翔君にはさよならを言ったの?」

「ううん、言ってない。これからメールで言おうと思って…。いいかなあ?」

「いいわよ。後はナビ通りに走ればいいんでしょ?」

「うん。お願いします」

私は携帯を取り出し、翔への最後のメールを打ち始めた。
< 125 / 178 >

この作品をシェア

pagetop