年下の君に恋をして
こんな感じでいいかな…

私は少しためらった後、送信を押した。そして送信完了が表示されるとすぐに、携帯の電源を落とした。

「翔君にメールして、電源切っちゃったの?」

「うん。この携帯はこのまま電源を入れない。後で解約するの」

「そう? 徹底してるのね。新しい携帯持ったら、私には教えてよ? これっきりなんて、嫌だからね?」

「うん。でも、その代わり…」

「翔君に教えないで、でしょ? 分かってるわよ」

「お願いね?」

「有紀子…泣いていいんだよ」

「泣くと赤ちゃんによくないんでしょ?」

「あれは冗談よ」

「うふふ。分かってるよ。泣き過ぎて、涙が涸れちゃったみたいなの」

「有紀子…」

「もうくよくよしたり、めそめそするのは止めたの。私はとにかく頑張って、赤ちゃんを産む事に専念するつもり」
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