年下の君に恋をして
家に戻ると、お母さんが出迎えてくれた。

「有紀子、お帰り」

「お母さん…」

「お友達に送ってもらったんだって?」

「うん」

「お礼を言いたかったわ…。お父さんが配達に行ってて、店を離れられなかったの。ごめんね」

「たぶんそうだろうと思った」



今はお母さんと美穂と3人。
お父さんがいない内に、話してしまおうと思った。

「お母さん、あのね…」

ああ、やっぱり言いにくいなあ。お母さんも美穂も、真剣な表情で私を見てるよ…
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