年下の君に恋をして
翔がふらふらっとして、車に寄り掛かった。

「どうしたの? 大丈夫?」

「驚き過ぎて、目眩がした」

「黙ってて、ごめんなさい」

「そうだよ。どうして言ってくれなかったんだ?」

「翔に迷惑かけたくなかったの」

「二人の問題なんだから、一緒に考えたかったよ」

「そうよね…」

「有紀子が辛いとき、傍にいてあげたかった」

「翔、本当にごめんなさい。今日、翔に連絡しようと思ってたの。本当よ」

「分かった。もう過ぎた事は言わない。これからの事を考えよう?」

「うん、そうだね」

「有紀子…」

「ん?」

「俺達、結婚しよう?」

「け、結婚?」

「そうだよ。昨日でやっと18になったんだ。車の免許も取った。俺達は、結婚出来るんだよ!」
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