年下の君に恋をして
一夜明けた土曜日。

翔との事は、夢だったんじゃないかとも思えるけど、ベットにわずかに残った男の子の臭いが、夢じゃなかった事を私に告げていた。

それよりも明白な証があった。
それは翔が脱いで行ったTシャツ、スウェットのパンツ、そしてトランクス。

私はそれらを洗濯して、部屋の中に干しておいた。

翌日には乾いたけど、畳まないでそのままにしていた。それを見て、翔を思い出す事が、ちょっとした楽しみになっていたから。
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