年下の君に恋をして
道路はあまり混んでいなかった。
混雑を予想して早く出発したけど、ゆっくり行けばいいみたい。

という事で、私達は高速道路のサービスエリアで、のんびり休憩する事にした。

翔はお腹が空いたというので温かいおそばを。私はストロベリーのアイスクリームを、外の椅子に向かい合わせに座って食べた。

「有紀子は腹、空いてないの?」

「ん…今食べちゃうと、お弁当が食べられないかなと思って」

「そう言えば、朝、いい臭いしてたもんな。早起きして弁当作ったんだ?」

「うん、作ったよ。簡単にだけどね」

「アイス、美味い?」

「うん、美味しいよ。翔にも買って来ようか?」

「いや、有紀子のをちょっともらえればいい」

「じゃあ、はい」

私は食べかけのアイスクリームを翔に渡した。

「こっちもちょっと食べてみな。まあまあ美味いよ」

「うん、じゃあ…」
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