年下の君に恋をして
「仲の良いごきょうだいですね。では、ごゆっくり」


「これで良かったんだろ?」

「何が?」

「きょうだい」

「ああ。ありがとう」

「俺としては、堂々と恋人同士って言いたかったんだけどな」

「私だって、本当はそうなのよ」

「ああ、くそ! 早く大人になりてえ!」



夕ご飯まで時間がいっぱいあったので、少しお昼寝する事にした。
二人とも早起きしたから眠くなっちゃって。

寝過ごさないように携帯のアラームをセットし、座布団を並べて横になると、翔が抱き着いて来た。

「ちょっと、翔…」

「こうするとよく眠れるんだ。夕べもこうやって寝たんだよ。いいだろ?」

「そ、そうなの?」

私も横を向いて翔の胸に顔を埋めた。温かくて、気持ちいいな…
私はすぐに眠りについた。
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