年下の君に恋をして
「風呂入ろうぜ?」

「うん…」

露天風呂は、山の傾斜に沿って点々といくつか連なっていた。

翔は一番大きくて人気がある露天風呂へ。

「じゃあ、部屋でね?」

「おお、気を付けてな」

私は一番上にある、女性専用の露天風呂へ行った。

先客は若い女性が3人ほどしかいなかった。
周りを見渡すと、山の木々しか見えず、誰かに覗かれる心配はないみたい。

お湯は少し温めなので、ゆっくり浸かる事が出来た。

翔はきっと、家の人に何か言われたんだ。何を言われたんだろう…

私はこんな事、してていいのだろうか…
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