キミのとなりで





家の前まで来てしまった。




それまでの道のりは、緊張してかありえないほど早く着いていた。





怖い。




後、一歩でいいのに。




踏み出せない自分が、そこにいた。




ふと、心の言葉が頭をよぎった。




「お前のことを守ってやる。」





このとき、私は一人じゃない。





応援してくれるひとがいる。




そう思うと、気が楽になって。



踏み出した。



ドアを開けるとそこには。



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